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選び方 ・ 更新 ・ 約6分

ウェットシェルターの選び方|素材・大きさ・置き場所

ガラスケージの中の、上部に水をためたシェルターと岩風の水入れ(イメージ)

写真はイメージです。

「ウェットシェルター」は、最近よく目にするようになった言葉です。名前は聞いたことがあっても、ふつうのシェルターと何が違うのか、どれを選べばいいのかは分かりにくいところ。この記事では、素材ごとの違いと、大きさ・置き場所の目安、ふつうのシェルターとの組み合わせ方を説明します。

はじめに正直にお伝えすると、スミカロでは素焼きのウェットシェルターは扱っていません。扱っているのは、樹脂製の岩のシェルターや樹皮風のシェルターなど、ふつうのシェルターです。そのうえで、選び方の考え方と、ふつうのシェルターを湿らせて使う方法をまとめます。

ウェットシェルターとは

ウェットシェルターは、湿らせた状態で使う隠れ家です。一般的には、上部のくぼみに水を入れると、本体の素材が水を吸って、中が湿った空間になるつくりです。ケージの中に、乾いた場所と湿った場所の両方を用意したいときに使われます。

どのくらいの湿度が合うかは、生き物の種類や季節、ケージの環境で変わります。温湿度計で数字を見ながら、お迎えしたお店や獣医師のアドバイスに合わせて使ってください。

素材ごとの違い

素材特徴お手入れ
素焼き(テラコッタ)本体が水を吸うので、中がしっとりしやすい。重さがあり安定する水洗いできる。乾かすときは十分に時間をかける
陶器(釉薬あり)本体は水を吸わない。汚れが落ちやすい丸洗いしやすい
樹脂(レジン)軽く、岩や樹皮の見た目を再現しやすい。本体は水を吸わない丸洗いしやすい。熱いお湯は避ける

「本体が水を吸うかどうか」が、いちばん大きな違いです。素焼きは中まで湿りやすく、樹脂や陶器は表面だけが濡れます。樹脂や陶器のシェルターで中を湿らせたいときは、湿らせたキッチンペーパーやミズゴケの代わりになる人工の素材を中に敷く方法がよく使われます(スミカロでは天然のミズゴケは扱っていません)。

大きさの目安

ウェットシェルターも、ふつうのシェルターと同じく体がすっぽり入る大きさが基本です。

  • ベビー〜ヤングのレオパ:長さ13cm前後
  • アダルトのレオパ:長さ15〜20cm前後
  • ヘビ(コーン・ボール):とぐろを巻いた体が入る大きさ

入口が狭すぎると出入りしにくく、広すぎると隠れ家としての落ち着きがなくなります。迷ったら、少し大きめを選ぶと使い回しがききます。

置き場所:乾いたシェルターと離して置く

ウェットシェルターを入れるなら、ふつうのシェルターと離して、ケージの反対側に置くのが基本です。乾いた場所と湿った場所の両方があると、生き物が自分で居場所を選べるレイアウトになります。

45cmケージなら、左端に乾いたシェルター、右端にウェットシェルター、中央の手前に水入れ、という配置がよく使われます。30cmケージでは2つ置くと窮屈になるので、どちらかひとつにして、湿らせたいときだけ中に湿らせたペーパーを敷く方法もあります。

ふつうのシェルターを、湿らせて使う

素焼きのウェットシェルターがなくても、樹脂や陶器のシェルターの中に、湿らせたキッチンペーパーを敷くことで、湿った隠れ家を作れます。ペーパーなら、汚れたらすぐ取り替えられるのも利点です。

スミカロの「岩のシェルター(日光浴の台つき)」は、砂岩風の樹脂でできたシェルターです。本体は水を吸いませんが、中が広く、ペーパーを敷きやすいつくりです。平らな上面は、上に乗って過ごす台にもなります。汚れたら丸ごと取り出して水洗いできます。

乾いたシェルターと湿らせたシェルターの2つを置くなら、45cm以上のケージでは「岩のシェルター」と「樹皮風のシェルター S」を左右に分けて置く組み合わせもできます。

お手入れのポイント

湿った場所は、汚れやカビが出やすい場所でもあります。

  1. 水は毎日入れ替える:ウェットシェルターの上部の水や水入れの水は、減ったり汚れたりしやすいので、毎日入れ替えます。
  2. 週に1回は丸洗い:取り出して水洗いし、しっかり乾かしてから戻します。
  3. 中に敷いたペーパーはこまめに交換:湿ったまま何日も置かないようにします。

水入れも同じタイミングで洗うと、お手入れの手間がまとまります。

ウェットシェルターを置く前に確かめたいこと

ウェットシェルターを入れる前に、ケージの中の温度と湿度を、温湿度計で1週間ほど見ておくと、置く場所を決めやすくなります。季節によっても湿度は大きく変わります。冬の乾燥した時期と、梅雨の時期では、同じケージでも数字がまったく違うことがあります。

湿った場所を作るときは、ケージ全体を湿らせるのではなく、一部だけにするのが基本です。ケージ全体の湿度が高くなりすぎると、床材が乾きにくくなったり、ガラスが曇りやすくなったりします。ウェットシェルターや、湿らせたペーパーを敷いたシェルターは、その「一部だけ」を作るための道具だと考えると、使いすぎを防げます。

よくある質問

ウェットシェルターは必ず必要ですか?

ケージの湿度や生き物の様子によって考え方が分かれます。必要かどうかは、お迎えしたお店や獣医師に相談してください。スミカロでは、乾いたシェルターと湿らせられるシェルターの両方を選べるようにしています。

樹脂のシェルターを湿らせても大丈夫ですか?

樹脂は水に濡れても問題ありません。中に湿らせたペーパーを敷いて使えます。熱いお湯は変形のおそれがあるので、洗うときも水かぬるま湯にしてください。

ウェットシェルターはどこで買えますか?

素焼きのウェットシェルターは、爬虫類の専門店で扱われています。スミカロでは、樹脂製の岩のシェルターと樹皮風のシェルターを扱っています。

この記事を書いた人:スミカロ編集部 ・ 更新日:
生き物の飼育環境については、購入したお店や獣医師にもご相談ください。